~ 御挨拶 ~
紋別商工会議所
.第7代会頭
.片 岡 一 道
3年以上続いた新型コロナウイルスの感染がほぼ収束したことで、感染への警戒感が薄れ、コロナ禍前の日常を取り戻しつつあります。
しかし、中小企業を取り巻く国内経済は、エネルギー価格の高騰や物価の上昇などでコスト増が継続する中、これに見合った十分な価格転嫁が行えておらず、また、深刻な人手不足や諸制度への対応などが重なり、依然として厳しい経営環境が続いております。
さらには、ALPS処理水の海洋放出を踏まえた、一部の外国政府による日本産水産物の全面禁輸は、当市の基幹産業である水産業界にとどまらず、多くの企業や地域経済への影響が懸念されております。
こうした経済情勢の中で、商工会議所を取り巻く環境の変化は、従来にないスピードで進展しておりますことから、今後は、会員や地域経済社会が求めるニーズを迅速かつ的確に捉え、これまで以上に強力な活動を展開して参ります。
商工会議所の役割は、会員事業所への経営支援、歴史や文化、地域資源を生かした活力あるまちづくり、強固な政策提言機能の確立です。
本年も商工業の発展と地元経済の活性化のために、行政と市民と企業の「つなぎ役」の活動を進め、傷ついた経済活動の早期回復のため、引き続き全力を傾注してまいりますので、皆様の一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。